2011.05.12

デジタルサイネージチャンネル特別篇

私はGW中に宮城県の被災地に出向いた。

なぜ?かと言うと私自信は電気を使う立場であり、デジタルサイネージを推進する立場であるから。そしてリアルな被災現場に行き、その背景をこの目で見ておきたいと言う気持ちもあったからである。

もちろん半分がボランティア活動で半分が実家への顔見せ。親戚の倒れた・壊れたお墓を力いっぱい直して来た。亡くなった親戚もいれば助かったのに避難所で亡くなった親戚もいる。私の実家はかろうじて大丈夫であったがほとんどの親戚の家が全壊、半壊と言う状況にあり、本当になんともいえない状況である。

これを書くのに役1週間ほど経過してしまったのは、あまりにも酷い現実にショックを受けており、文章など書けない状況に陥ったからです。

実際にテレビで見ていたが、想像を遥かに超えていた。
本当にテレビで伝わる事など、ほんの少しなのである。

今回、実際に被災地に行って感じた事は山ほどある。

ボランティアに来ている人の多さには正直驚いた。学生やフリーター、実際に仕事を休んで来ている方々など本当に素晴らしい人達なんだと思う。帰りの在来線の中でもボランティアの方々と一緒だったのでずっと会話をしていたのだけど、本当にありがとうと言う言葉で感謝される達成感が今まで味わったことの無いほど素晴らしいものであると皆は言う。そしてあくまでボランティアは自己満足。何かを求めているわけではない・・とも言っていた。何人かは1日で帰る予定だったが、こんな経験二度と出来ないので、2日目3日目に突入してしまった人達もいた。

ただ私の見てきた被災地はあまりにも酷く、本当に10年かかっても元に戻る想像が付かないのである。

実際に見てきた現場での写真・・・

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早朝に現場に行ったのだが、朝から「人」を探す人、家の周りで思い出を探す人などがおり、胸が苦しくなった事を今でも忘れません。

そして、現地に人の心の強さがとても印象的である。周りに亡くなった方が沢山いるのに、とても元気に未来に向かって生きていると言う雰囲気を皆持っている事にも驚いた。
私が話をした人は、しょうがない・・と言う雰囲気で淡々と、どのように親戚が亡くなったか・・を話してくれる・・・

本当に1日でも早く復興をしなくてはいけません。

今、デジタルサイネージでできる事は何か?と聞いてくる人達が山ほどいるが、現時点ではありません。
その前に是非一度で良いので、ボランティア活動に出向き実際に現地の人と話す事をできればお勧め致します。

何を必要としているのか?何が困っているのか?を知ることができます。
本気で支援を考えるのであれば、東京にいるだけの状態では何も出来ません。

しいて言うのであれば「アイディア」など必要としていないと言う事でしょうね。

ITで支援すると言う前提であれば、本来のビジネスと何らかわりがありません。
マーケティングし、困っている事の解決方法を実行するだけです。

但し、順番を間違ってはいけません。

東京にいながら考えると様々なものがある前提で物事を捉えがちですが、現地では家や会社どころか交通も公共機関も機能していない場所も多々あります。

この状況にITを持ち込むのは、原始時代に携帯電話を持っていくようなものです。

現地の詳細情報がなかなか見れないのは、向こうから発信したいメッセージが山ほどあるのに、発信できる環境と、それを使いこなせるような人が少ないからです。

だからと言って、現地にアイディアとIT関連物資を置いて帰ってきても実行できる人がいないのです。
これは今のデジタルサイネージ市場に起きている課題「置いてあるだけのサイネージ」と良く似ていますね。
もし、この災害において現地で本当に感謝されるものがあればそれが本当のデジタルサイネージだと思います。

これから災害が起きたらどうするか?、災害時に東京のサイネージは何をした?そんな事はどうでも良い気がします。
※これに関してくだらない議論を良く聞きます・・・非常に残念です。

デジタルサイネージとして今本当にやらなくてはいけない事は何か?

■いち早く復興するためには著しい経済発展が必要です。その経済発展に数パーセントでも貢献し、堂々と「デジタルサイネージ市場」と言えるような市場の確立。これではないでしょうか?経済発展のほんの数パーセントにも貢献できない市場であればすぐに廃れていくでしょう・・・

節電!節電!と言われている中、消さなくては行けないようなイメージを作ってしまったのもデジタルサイネージ・・・
それでも我々にはデジタルサイネージビジネスを実行する権利はあります。

私は、今回の災害で一度も消すことのなかったサイネージをいくつも知っております。
業務に差し支えがでるので消せないと言う理由で・・・

デジタルサイネージの発展のチャンスは本当に今が勝負ですね。

やるべき事、やらなくてはいけない事、全く異なるこの2つの要素の見極めが大事に思えます。

デジタルサイネージジャパン2011まであと1ヶ月。皆さんがどのように立ち回るかが非常に楽しみです!

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2011.04.24

電力不足におけるデジタルサイネージのあるべき姿

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※写真は節電対応で画面が消されている貴重な日中の渋谷屋外ビジョン

■節電とデジタルサイネージの現状

現在、世間(東京電力管轄地域)ではデジタルサネージに対し、着けるだけで非難されるようなイメージが出回っているようなので、色々な点を記載したく思います。

まず言える事は、デジタルサイネージは電力を無駄に使う為に発展してきている訳ではないと言う事です。
しかるべき人にしかるべきメッセージを届け、皆さんのよりよい生活の為に、そして経済の発展を願い様々な企業が生みの苦しみを経験して出来上がった産業だと言う認識でおります。

インターネットと言う強いインフラを利用して、アウトプットに対して遠隔地から様々な情報を届ける又は受ける事が可能な存在としての強みは、もちろん今回のような災害時でも様々な活用は出来るはずです。現状災害時には電話も利用できず、結局はインターネットが非常に役に立ったと思います。

情報伝達と言うキーワードとネットワークと言うキーワードを持っているデジタルサイネージだからこそ今回の災害を参考にして今後はさらなる発展があると考えております。

又、今回の電力不足の影響で、どうしても目立ってしまうデジタルサイネージに非難が集中しておりますが、決して大きな電力消費をしているわけでは無いと言う点をご理解いただければと思います。

仮にSTBと呼ばれるPCタイプの表示装置1台(約60W)と32インチのディスプレイ1台(約80W)の組み合わせ(140W)では1日10時間稼動した場合に東京電力の管轄で約32円/日の計算です。1ヶ月で約992円の計算となります。
※あくまでハードスペックに記載されているワット数はMAXの値でございます。例えばTVの場合明るさと音声ボリュームをFULLの状態のワット数が記載されております。通常はこんなに使いません。

逆に言えばサイネージは生みの産業であるのでこれに非難が向けられるのは、その他の生みを作る産業にも同じことが言えないでしょうか? 目立たないがデジタルサイネージよりも消費電力を使う産業など山ほどあります。

ここで言いたいのは、経済になるべく影響を与えない節電をやるべきではないでしょうか?

例えば、快適と言う言葉だけに利用されている空調(エアコン)ですとか、ドライヤーですとか、電子レンジですとか公共施設で言えば、エスカレーターなど、普及率が高く皆で取り組めば大きな節電かつ経済に影響を与えにくいものは沢山あると思います。

経済に影響がでるような自粛や取り組みはかえって復興を遅らせるだけなのでは無いでしょうか?

私自信はデジタルサイネージの本質をもっと見直し、情報や芸術の分野で産業を発展させるようなデジタルサイネージ市場を期待しております。

それが、復興地へのお金の流れを作り出し、いち早い復興に繋がればと考えております。


■非難される理由を考える

しかしまだ発展途上の分野なのでコンテンツが豊富ではなく、偶々災害時に適切ではないコンテンツの方が多く出回っていた事も必要ないと勘違いされた原因の一つと考えられます。

今言える事は、目立って見えるからこ「必要である物」と言う認識に感じていただける内容の精査ではないでしょうか?

現状私のお客様のほとんどはデジタルサイネージを活用したいから導入したのであり、節電の為に止めるのは本望ではないと言うダイレクトな意見を頂戴しております。
消してしまうと業務に差し支えがあると言う事ですね。
実はこれが本当のお客様の声なのです。

確かに贅沢な産業かもしれませんが日本こそ贅沢産業の集まりであり、国民全員が一昔の生活に戻りたいと思っているわけではございません。

しかし、このような状況であるからこそ本当の無駄な部分を無くし、節電(エコ)に対応できるデジタルサイネージの確立を急ぐべきではないでしょうか?
但し、システムだけが先行した考えだけが進行すると、又、コンテンツ(内容)がおろそかになってしまい結局は無駄と言うイメージから脱却できません。

市場拡大の為には、システム面とコンテンツ面の両方を同時進行で取り組んでいかなくてはなりません。

■災害が起きた後のデジタルサイネージの方向性

最近、各デジタルサイネージ企業の話を聞いていると、すこし間違った論点をする人々がいるので記載させていただきます。
例えば、災害時にいかに早く電源を切ったですとか、一番最初にニュースを流せたとか、各社がどんな事をしたとか、、、、

現実問題デジタルサイネージを災害対応商品かの如く、付加価値を付けたりする議論は間違っているとは思いませんでしょうか?
本当の価値があった上に、万が一の保険的な配慮の部分が災害対応の部分だったりすると私は認識しております。
本来のデジタルサイネージのあるべき姿への取り組みはなにも災害が起きたからとやるべき事ではなく、現状災害が起きなかったとしても経済不況の中、どのようなビジネスモデルで市場に立ち向かうか?と言う議論は3月11日以降も、以前も全く代わりがありません。

どうしても災害を中心に考えてしまうのは、復興を強く願う気持ちや、見えない節電と言う敵の怖さから致し方ない点はあると思います。
冒頭にも記載したように、デジタルサイネージはしかるべき人にしかるべきメッセージを届け、皆さんのよりよい生活の為に、そして経済の発展を願い様々な企業が生みの苦しみを経験して出来上がった産業であります。
だからこそ、原点を忘れずに、発展を止めずに、長い産業となるような目線で発展を目指すべきだと考えます。

それには、流行的な電子ポップとしてではなく、インターネットを利用した情報・演出・リアルタイム・時間のコントロールといったメリットを最大限に生かせるデジタルサイネージの確立が必要になってくるはずです。

■これから先、デジタルサイネージ業界ができる事

最後に、私がこの件を伝えたい理由には一つの大きな理由があります。
私個人的にですが、実家が宮城県北部の海沿いにあり、実家の被災はギリギリで間逃れることができましたが、親戚一同が家や職を無くし被災の現状の生声を聞くことができたからです。

被災者側の意見として関東の自粛が経済を衰退させ、国の資金が減り復興が遅れるのではないか?と言う見方の意見も多々出ています。
要するに被災地までお金が回るかの心配をしている方々も多く存在するのです。

よって、被災地の方々の目先は日本の政府に向いており、関東の企業には向いておりません。
だからこそ、経済に影響がでるような節電方法ではない、エネルギーの有効利用を国にはもっと考えて欲しいと思います。

私たちデジタルサイネージ業界ができる事はデジタルサイネージを発展させ、皆様の生活を豊かにし、日本の経済をもっと良くする事ではないでしょうか?

だから、ここで足止めしているわけには行きません。

それが被災地のいち早い復興に少しでも繋がるのであれば、どんどんデジタルサイネージを前に進めるべきだと考えます。

私は堂々と、デジタルサイネージを推進して行く考えでおります。


※本意見はあくまで私「デジタルサイネージチャンネル」の個人的意見であり、各サイネージ企業や団体の方針とは異なります。

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2011.03.15

東北地方太平洋沖地震について

謹んで地震災害のお見舞いを申し上げます。

さてこの度は大規模の災害による電力不足の解消手段として、デジタルサイネージのディスプレイ及びSTBの電源のOFFと言う事が少々取り上げられております。

これは電力不足のニュースを聞いた瞬間から様々な企業が各自で判断し、いち早く行動した努力の証だと思います。

まだデイスプレイ及びSTBの電源を落せていないユーザー様は電力不足の問題が明確化するまでは運用の自粛を業務に差し支えない範囲で、私からもお願い申し上げます。

しかし、今回の災害で起きている電力不足に対して、各家庭、企業、個人の節電ははあたりまえの行為であり、特別に素晴らしいと言う事ではございません。

それ以上に被災した地域の方々にできる事は何か?をもっと考えるべきではないでしょうか?

デジタルサイネージの電源を落したからどうこうではなく、デジタルサイネージがいち早く復興する事でもなく、被災地域の復興や被災者の為に何かできる事をしたいと私は考えております。

私個人事ですが、実家及び親戚一同が今回の災害報道でもよくでてくる東北地方北部の港町にあり、5日たった今でもまともに連絡がつかず、人、家共に安否不明な状況でございます。無事である事を祈るほかありません。

災害に対してデジタルサイネージができる事ではなく、災害に対して各個人ができる事!と言う取り組みが出来るあたたかい心をもつIT先進国日本であってほしいですね。

そしてそのような暖かい心をもつ人の為に、デジタルサイネージをつかったメッセージ伝達や演出を幅広く取り組んで行きたいと思います。

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2011.01.07

サンプル配布サイネージ

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サンプルを配布するプロモーションデジタルサイネージ。アンケートの収集やARによる
コンテンツ表示など、これまた面白いアイディアである。サンプルをもらう真理は確かに存在する。だからちょっと試してみたくなる。良いストーリーだとは思います。しかし、画面が2つある事、カメラがむき出しで付いている事が少し残念な気がします。もっとユーザビリティ面を考えれば、違ったデザインや見せ方などの方法論はいくつかありそうですね。やはりデジタルとアナログの融合はデジタルサイネージの課題であるような気がします。良いアイディアだけではなかなか成立しないのがデジタルサイネージ。クリエイティブ性や人の行動心理、ユーザビリティの向上、そして何よりコンテンツなど様々な要素が絡み合って人の心にメッセージを届ける事が出来るのもデジタルサイネージ。皆さんの沢山の挑戦がデジタルサイネージの市場を大きくする予感がしております。

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2011.01.06

銀座ベルビア館×デジタルサイネージ

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銀座ベルビア館入り口に設置されているデジタルサイネージ(インタラクティブサイネージ)。ここは入り口にかなり大きなサイズのデジタルサイネージがあり、お客様を出迎えてくれる。しかしパッと見はコルトンに見えてしまい、デジタルサイネージだと気付く人は少ないのではないでしょうか?実は触れるとインタラクティブ性があり、各テナントの情報が見えるような仕掛けになっているのです。このようなデジタルサイネージは増えてきましたが、すこしもったいなさがありますよね。もっと触ってもらえる設置方法はあるような気がします。インタラクティブサイネージで一番難しい事は「触ってもらうこと」!その先にいくら素晴らしい仕掛けがあったとしても、触ってもらえなければその良さは伝わりません。そして少し楽しめるか、気の利いた情報があるなどの要素がキーワードになってきます。
決して悪くはないのですが、デジタルサイネージならではの要素があると更に良いですよね。
この銀座地区はデジタルサイネージが数多く設置され、いたるところでデジタルサイネージを見る事ができます。銀座は激戦区という感じがするので、すこし斬新な設置ケースが増えてくることに期待したいです。

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2011.01.05

自動販売機×デジタルサイネージ

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話題もひと段落した、自動販売機のデジタルサイネージ。(写真は品川駅構内)
こちらはなるほどね!と思った点がいくつかあります。デジタルサイネージを駆使した自動販売機と言う点は誰もが思いつくかと想定しますが、非常にマーケティング目線な点が良い所ではないでしょうか?顔認証にてオススメを出す事や全てがタッチパネルになっている点は斬新さはあるものの、自動販売機にはドリンクのストック数に限りがあるので、これにより売り上げが伸びると言う事は無いと感じております。
ただ話題づくりのツールとしては斬新さが浮き出ておりますよね。

たとえデジタルサイネージが付加されていなくても、どの季節のどの時間に男女年齢別のユーザーが何を買ったか?と言う事が非常に役に立ってくると思います。このデータにより自動販売機にストックすべきドリンクは何か?と言う情報をアーカイブ化していく事により、ロスの無い自動販売機の設計が可能となったと言う事です。

デジタルサイネージは表面だけでは無く、それによって人の行動に影響を与え、またそれを利用した業務基盤の構築ができると言う素晴らしい要素が隠されているのです。

デジタルサイネージの利用方法として、ただ見せるだけではお客様も納得行かない時代です。この自動販売機はデジタルサイネージを入り口として、最終目的までのストーリーがあると言う点では素晴らしい発想であると解釈しております。

デジタルサイネージでただ面白い事をやると言う発想ではどうも説得力がありません。
だからこそデジタルサイネージから飛び出した発想と従来の発想とストーリー作りが非常に大切になってくるのだと思います。

私の周りにもデジタルサイネージと言う狭い感覚から抜け出せない人々がたくさんおりますが、今後はデジタルサイネージ以外の要素をもっともっと勉強しなくては市場は広がっていきません。
クリエイティブでありレガシイである。これがデジタルサイネージの今後のキーワードだと思っております。

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2011.01.04

六本木graffiti×デジタルサイネージ

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六本木のgraffitiと言うバーにて撮影。ここはtwitter上でも少し話題となったデジタルサイネージづくしのバーである。写真は卓上のデジタルサイネージ(Microsft Surface)である。各机に設置されており、そのほかプロジェクターによるインタラクティブな演出や通常のプロジェクション演出など、設備にこだわっているお店です。写真のように卓上でメニューをみたりゲームができたり、地図を見れたりもする。もちろんこれにより、話のネタがつきる事ないくらいな会話がどんどん生まれてくる。いわゆる新しいコミュニケーションのとり方ができるお店です。しかしデジタルの要素がありすぎて非常に疲れてしまうと言う感覚にもなりました。又、新しいコミュニケーションが生まれることにより従来のお店の人とのコミュニケーションは皆無な状況・・・
せっかく飲食を楽しむ前提なのだから、このあたりは非常にもったいない感じが致しました。飲食店の基本は忘れてほしくないですね。

これには大きな理由があります。デジタルを駆使しすぎている点だと思います。デジタルサイネージと言う素晴らしいコミュニケーションツールを使うのだから、人的オペレーションにはもっと気を使わなくてはいけません。又、過度な演出はかえってマイナスになるので、印象に残るピンポイントな演出の方が人々はもっと喜ぶのではないでしょうか?

大切なのはコミュニケーションは人と人であると言う事ですよね?デジタルに全て任せると言うのはかえって良くないイメージを作りかねないと言う点は非常に勉強になりました。

デジタルサイネージの使い方として、やはりアナログコミュニケーションは忘れてはいけません。デジタルサイネージを作り上げて行く上で、もっと「温かみ」の部分がこれからは必要になってくると思いました。

byデジタルサイネージチャンネル

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2010.12.28

2010年の総集編※デジタルサイネージチャネンル

おかげさまで2010年は仕事が順調でブログがあまり更新できなかった事に反省・・・
そしてTwitterの方に偏りすぎた事にも反省・・・
と言う事で今年はTwitter上でつぶやいた事で特にリツイートが多かった物や自分のお気に入り発言をまとめます!

<デジタルサイネージチャネンルin Twitter の発言集> @signagechannel

■ファッションサイネージ:形だけのデジタルサイネージのこと。本質を無視し、デジタルサイネージを流行り物と認識し行商人のごとく扱う人。またサイネージ導入経験が無いのにコンサルティングを名乗る人。しばしばサイネージで苦労してきた人々によって侮蔑の言葉として使われる。(笑)

■万人が足を止める、万人が凄いと感じるデジタルサイネージなど存在しません。但し、コンセプトに合っているかとかクリエーティブトーンが統一されているとか、そう言う判断基準がもっと必要になって来ると思います。基礎がしっかりしていれば少しの改善だけで生み出せる課題解決方が沢山演出出来ます。

■デジタルサイネージなんて誰も見やしない!と言うくらいの度胸でコンテンツを作ると大胆で以外と見られる事が多い。型にハマるのは何事もデメリットが付き物です!

■デジタルサイネージの未来像を考えるには、まず現状の課題やエンドユーザーの声、ビジネスとしての苦しさなどを知っておく事が大切だと思う。今現在は適当な事を言う人達も多いと思います。課題やお客様の本音と向き合った事で産まれる案こそが将来の真のデジタルサイネージになって行くと思います。

■デジタルサイネージとTwitter。ただ組み合わせてもなんの意味も無い。但しアウトプット場所が異なるだけでターゲットは同じである点。お互いにあれば便利だなと思う点があるので。一機能としては良いが、サイネージ×Twitterとしたら無理やり感がたまらない。

■これからのデジタルサイネージはコンテンツの質感やメッセージの暖かみなど、人との接点に深くかかわるテーマにも取り組んで行かなくては…と思っています。デジタル機器に依存しすぎると「気の利いた」までは実現出来るかもしれないが「ありがた味」は感じられない。

■デジタルサイネージ。どんなに良いビジネスモデル、ロケーション、システムだったとしても要素は50%。残り50%はコンテンツの質である。言い換えれば良いものであってもコンテンツの質が悪ければ台無しになると言う事である。

■デジタルサイネージのクリエイティブの質が上がって来ているが、女性的観点や発想が足りないのでは?なんて思ってしまう。(私は男ですが)女性の方が直感的かつシビアな意見が多いですよ。ここを疎かにするコンテンツはおそらく人の心に刺さらないだろう。

■最近デジタルサイネージのネガティブツイートが多いが魅力についてもっとツイートがあっても良いかな。特にサイネージに取り組んで挑戦している人からのポジティブツイートがもっと欲しい所!皆さん自信を持って行きましょ!叩かれるのも注目されている証拠!

■サイネージの相談が山ほど来るけど、みな価格と性能や機能の話しばかり、基本の見せ方やエンドのニーズについては誰も触れない。エンドよりSIへの売りを考えている方が多くては市場が成熟しない。もっと挑戦が必要な市場でもあるのに!

■少し初心に戻り、デジタルサイネージの意味を考えてみる。英語でsignは「標識」「目印」といった意味合いがあり宣伝、広告の意味以外にも、見るものに対し、何らかの情報を伝えるための表示物と捉える場合もある。サインをサイネージと言う言葉にするから分かりづらく惑わされる時もあるが…

■デジタルサイネージをサッカーで例えるとコンテンツはFW。アイディアがMF。ハードはDF。アプリケーションは監督。一般ユーザーの目がペナルティエリアで心がゴール!場合によっては審判。サポーターはデジタルサイネージに関わる全ての人々!

■デジタルサイネージ市場!システム、クリエイティブ、コンサルタント、広告主など、各プレイヤーの主観の言葉で素晴らしい事はいくつか稀に聞いた事はあるが、一般エンドユーザーが言う「一言」に勝るものは無いと思う。

■デジタルサイネージマーケティング。調査会社の数字論を信じるか、あくまでも現場論を信じるか?どちらも否定は出来ないが、確信が持てるのはどちらかと言うと後者の方である。

■プレゼン後、お客様に「で?…」と言われた回数が多い人ほど、デジタルサイネージ業界の未来を背負っている!まだまだやりがいありますよ!デジタルサイネージ!

■きっかけを与えるインフォメーションはデジタルサイネージで伝え、ありがとうの気持ちは人の言葉で伝える。こういうスマートな関係じゃなくちゃ。何でもかんでもデジタルにする必要はありません!

基本はデジタルサイネージについて思うことを素直に書いた結果がこんな感じでした。沢山のRT大変感謝しております。

Twitter版サイネージチャンネルはこちらから> @signagechannel

今年はデジタルサイネージ関連の方々にも沢山出会えて、素晴らしい年でした。そして来年も引き続きデジタルサイネージの可能性をさらに実行して広げていく事を頑張っていきたいと思います。本ブログは本業の「仕事」で得た感覚をありのまま、思ったままに記載しているので、リアルなデジタルサイネージについて書けていると思います。そしてデジタルサイネージを真剣に取り組んでいる全ての方々を応援し、デジタルサイネージがもっと盛り上がっていく事に少しでも貢献できれば幸いです。

byデジタルサイネージチャンネル

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2010.11.12

デジタルサイネージの今後のありかた

最近良く、ビジネスモデルについてのご相談が多いので、、、デジタルサイネージのあり方について記載したいと思います。皆さんはデジタルサイネージの立ち位置について考えた事はありますでしょうか?それとお客様の立場から見たデジタルサイネージを考えた事はありますでしょうか?

デジタルサイネージのあるべき姿は、目的全体のストーリーの入り口になる事です。すなわちデジタルサイネージだけで完結する事などは皆無と言い換えられるでしょう。

私の考えではお客様に最終の目的があり、マーケティング 又 はコミュニケーション効率化を量る為にクリエイティブ的発想と業務的発想を兼ね備えたデジタルサイネージを利用していくものだと認識しております。

見かけではただ目立たせる為に見えてしまうかもしれませんが、実はお客様がデジタルサイネージを導入される理由はこのストーリーを見出せるかにかかっているようです。

これを認識してビジネスモデルを捉えると、たんなるパッケージ販売やハード売りではお客様のハートに刺さりづらいと言う事になります。

よって企画立案こそがデジタルサイネージの可能性を広げてくれるポイントだと私は思っております。現状はデジタルサイネージ扱っている企業がものすごく増加しているのに、デジタルサイネージビジネスをしている企業が大変少ないのでは?と感じている次第でございます。

もうテレビがあって、天気やニュースが放映されてその間にCMやちょっとした静止画が放映されている状況ではお客様が必要としない「うさんくさい物」になりつつあります。

これはデジタルサイネージを単なるPR手段だけととらえている間違った視点がそのような市場を作ってしまったと考えられます。中には成功している広告モデルもいくつかありますが、単純に自社のPRだけを、ぱっと見で目立つサイネージがいかにも売り上げがあがるような物として導入させられててしまったお客様も多いのではないでしょうか?

CM1本だけで商品を売ろうとしている企業は存在しません。CMがあり、紙広告があり、ポスターがあり、ウェブサイトがあり、接客コミュニケーションがあり…が基本ですよね。

お客様だって様々な情報を沢山見て判断し、購買に至るのは昔から変わらない事です。

だからこそその自然なサイクルの中に浮いてしまわないように、そしてすべての包括的な見せ方とコミュニケーションの手助けになるソリューションになる事こそが、デジタルサイネージの本来のあるべき姿だと思っております。

デジタルサイネージ市場がより元気になる為には、クリエイティブ性・インタラクティブ性・トータルソリューション的な発想をもっともっと作り上げて行く必要があります。

私がこんな事を書く立場ではないですが、売る側と買う側の異なった認識により、デジタルサイネージ市場が停滞及び縮小しない事を願っております。

デジタルサイネージを導入検討されている方も、デジタルサイネージを売る立場の方も、クリエイターの方もディスプレイメーカーの方も、導入されたお客様自信が自慢出来るような結果をもたらせてくれるような企画立案は誰もが潜在的に持っていると思っておりますので、デジタルサイネージ市場と言う名の、クリエイティブコミュニケーション市場の定着を皆さんの力で確立できればきっとすばらしい市場なんでしょうね。

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2010.10.14

ここ最近デジタルサイネージシーンが面白くなって来た!

皆様久しぶりのブログ更新です。
ここ最近、特に今年の後半くらいからデジタルサイネージに対する動きが面白くなってきたような気がします。
なぜかと言うと、今までは単純に広告や、単一ディスプレイに販促情報、タッチパネルなどの通常のいわゆるデジタルサイネージが主流でしたが、ようやく「挑戦」する企業が増えてきましたね。

特にクリエイティブ面は今まで全然問題視されていなかったのが、最近はようやくクリエイティブコントロールをするようになってきたり、単一ディスプレイの設置の高さや距離などといった単純な「見せ方」だけではないしっかりとしたコンセプトによる演出方法や表現方法が少しづつ取り入れられて来たような気がします。

又、デジタルサイネージの要素があやふやな時代が終わりつつあり、ipadやwebサイトとの連携※INPUTとOUTPUTの明確化がだいぶ増えてきたような気がします。

そこで少し今までの流れをまとめてみたいと思います。

<デジタルサイネージシーンの移り変わり>※あくまで私の記憶の流れにそっていますが・・・

■初期■
ディスプレイを使って、動画を見せる事が主流な時期。DVDとの差が分からない時代でした。初期は当然のことながら4:3のコンテンツが主流で、テロップと言う機能を普通に出すだけのものが多かったです。※未だに屋外大型ビジョンは4:3のコンテンツが多いですよね!

■第一期■
デジタルサイネージに外部情報を出す事が主流な時期。DVDとの差別化を画面分割機能としてきたので画面を分割するのが当たり前のような時期がありました。この時期は何画面に分けられるか?テロップは何行まで出せるか?などと言う今では考えられないような競争があったのも覚えております。

■第二期■
インターネットを利用して遠隔配信が出来るという点を押してきた時代。このころの基本パターンは、沢山ある店舗に対して、センターから集中管理が出来ます!とか何台まで同時に接続できます!とかいわゆる「多店舗展開」している企業に対してのシステム売りが多く提案されていた時期です。
当時のお客様はあまりのコストの高さにびっくりされていた事でしょう。

■第三期■
皆が皆広告モデルをイメージしていた時期。このころはデジタルサイネージを入れて広告収入で第二のビジネスをしませんか?などといった、今考えると非常にありえない提案が多かったような気がします。ほとんどの企業が月5万の配信価格に対して20万の広告費を・・・ このような事を言う人が沢山いました。(笑)
そしてコンテンツはお客様がもっているDVD+広告と天気ニュースなど面白くない内容がほとんどでしたね。と言うのは渋谷の3画面やJRのトレインチャンネル=デジタルサイネージだと皆が認識していた時代でもあります。

■第四期■
デジタルサイネージに参入する企業が増え始めた時期。このころからSTBの価格競争が出始めていたような気がします。
特に皆がビジネスモデルを考えるような時期がありました。病院向け、スーパー向け、などπが大きい企業に対しての導入を夢見るような提案が多かったような気がします。ほとんどが想定論でディスプレイにいかにコンテンツを増やすか?
(DVD映像、天気、ニュース、占い、交通情報 ...andmore)と言う点が目立ち、今で言うと誰も見ないコンテンツをいかに斬新なものとして扱うようなイメージがありました。商業施設系の導入や鉄道系の導入そして、なにより「テスト」と言う設置が非常に多かった時期でもあります。この時期からデジタルサイネージの悪い印象が浸透してしまったような気がします。
なぜかと言うと、ありきたりな提案をどの企業も同じような企業に提案をしており、お客様から飽きられていた感がありました。

■第五期■
デジタルサイネージの氷河期。不況により多くの企業が設備投資できなくなってきたのと、飽きられている感覚が出回ったので非常に市場が浸透しない時期がありました。このころはシステムを提供するモデル(ディスプレイやSTBを無料でSI屋が設置して広告で回収するモデル)いわゆる余力がある企業の設置例が目立ちました。現在は無くなっているものも多いと思います。
このころはお客様も広告収入の一部が入ると言う間違った観点から、うちにも入れて欲しい、、無料なら、、といった声も多々聞いた覚えがあります。

■第六期■
デジタルサイネージの話題作りに走った時期。「デジタルサイネージ元年」と言う言葉を何年も聞いた覚えがあります。確かに少しづつ成功した例も出てきて、デジタルサイネージコンソーシアムが出来たり、リテールテックやサインアンドディスプレイショーなどにデジタルサイネージコーナーが小規模ながら出来てきたような時期です。しかし、展示会ではどこのブースもどれを見ても全て同じに見えてしまう感じが記憶に新しいです。

■第七期■
デジタルサイネージの話題が本格的に増え始めた時期。プレスリリースが増え始め余裕のある企業が導入し始めた時期。少しづつコンテンツの質もあがり、ウェブとの連動やセンサーによる連動など、アイディアも増え始めて来た時期です。デジタルサイネージの展示会やセミナーも一気に増えた時期がありました。このころはgoogleでデジタルサイネージを検索すると物凄い検索数が出てきた時期でもあります。

■第八期■
デジタルサイネージもだいぶマッシュアップされてきて、システムよりの発想がお客様目線にかわりつつの時期です。顔認証やセンサー技術を取り入れたもの多画面に挑戦するものなど少しづつではありますが、デジタルサイネージ市場が盛り上がってきた時期でしたね。
しかし、プレスリリースの数や話題性に反して、ビジネスとして成り立っているの?的な感覚がありました。言うほど案件も無いですし全然儲からなかった点から心が折れ始めた人も多かったのでは無いでしょうか?いわゆる赤字でも積極的に取り組んでいた企業も多かったですね。

■そして現在■

景気が少しづつ上向きになりつつある今、沢山の企業が「何か新しい事をしなければ」と言う観点から案件が急に増え始め、どこよりも斬新なものをと言う挑戦が増えてきました。twitterでもデジタルサイネージ関連の方々のアカウントが増え始め、一般ユーザーからの
デジタルサイネージに対する意見なども最近では多く見かけます。当然、批判も増えてきましたが、これは認識が高まった証拠でもあると言う結果では無いでしょうか?(ちなみに私のtwitterアカウントは @signagechannelです。フォロー宜しくお願いします!(笑))

特に変化があった点は、クリエイティブの進化・マーケティング要素の増加・技術的な進歩・プロデューサーのレベルが高くなってきたなど、ここ最近ではやっとデジタルサイネージが面白いと言う市場になりつつありますね。課題は無くなる事は無いと思いますが、デジタルサイネージこそ時代の変化に常に対応できる素晴らしいツールだと思います。

ちなみに私も本ブログからやtwitterからデジタルサイネージ関連の方々との交流がとても増えてきており喜ばしい限りです。是非お会いしたと言われれば必ずお会いするようにしております。

私自信もデジタルサイネージをビジネスとして取り組んでおりますが、協業できる点は多々ありますし、皆様のお役に立てればと思っておりますので、お気軽にメッセージなんかを頂けるととても嬉しいです。
あくまでこのブログ(デジタルサイネージチャンネル)は個人的な活動として行っておりますので、お手柔らかにお願いします(笑)

ここまで来たら、「世界に誇れる日本のデジタルサイネージ」と言われるくらいの市場になって行って欲しいと思います。

byデジタルサイネージチャンネル




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